ねこの毛

読書、猫とのふれあい

安部公房を読み始めました

今朝は窓の外で何やら金属の塊をほっぽり投げるやかましい音で目が覚めまして、何事かとカーテンの隙間から外を覗いてみたら、隣のビルに足場を組んでいる最中でした。

そういえば一月くらい前に外壁の補修工事が始まるような事を書いたチラシがポストに入っていたなと思い出しまして、こりゃしばらくやかましくなるなとちょっぴり憂鬱にな気分でベッドから這い出ました。

昨晩は明け方まで本を読んでいたのでもうちょっとゆっくり寝たかったのになあと思いながら、猫に餌をやり洗濯機を回しシャワーを浴びます。

今日はいつもよりも少し暖かく感じたのですが、念のためヒートテックの上下をしっかり着込みまして、先日図書館で借りた森博嗣のエッセイ「集中力はいらない」(なんて森博嗣らしいタイトル)をもって喫茶店へ向かいました。

がっつりロシア文学と取り組んだあとには、かるく調整がてら気軽に読めるエッセイがいいですね。

茶店では、なんか必要以上にテンキーを強打しまくるノマドくずれの男にイラつきつつも、おいしいコーヒーとモーニングドッグでようやく目が覚め始めます。

午後からは、本業の方で必要性を感じて申し込んだけれどもなんかやる気が出ずに手を付けていなかった英文契約書の翻訳講座をネットで視聴開始しました。

いざ始めてみるとそこそこやる気がでるもので、英語の勉強は久々で新鮮だったのもあり気が付くと2時間ほど勉強してしまった。

予習も含めると意外と時間がかかることがわかり、いやー舐めてたわー、これしっかりとやらないと受講期間内に修了しないわーと少し焦り始め、明日から気を引き締めてコツコツやろうと決心するに至りました。

で、夕方からようやく次の対戦相手である安部公房「燃えつきた地図」を読み始めました。

本当はディクスン・カーかジャック・ヒギンズを読みたかったのですが、ネットでたまたまおススメ記事を目にした「燃えつきた地図」が気になりまして、図書館で予約しておいたのです。

人探しをしている探偵が、なんかわけわからない状態に陥っていくと言う、その情報だけだとポール・オースターのガラスの街を連想させるお話ですが、まあ同じ話のわけないですし、安直に自分が読んだことある本と関連付けてしまった自分を恥じつつ、この幻のノーベル賞候補作家の作品に真摯な気持ちでトライ。

安部公房の作品ということで、ストーリーだけ追いかけるような読み方ではもちろん攻略できませんから、しっかりと文章を味わいながら読むわけでして、それゆえ時間もそれなりにかかるので、今日のところは半分くらいしか読めなさそうです。

残りは明日、できたら夕方までには読み終えたいですね。

なぜなら夜は久々に映画を観たいから。

ちなみに明日は正月出勤の代休をとっていますので、この週末は四連休なのです。

あいにくの雨のようですが、そっちのほうが落ち着いて読書できるのでかえって良かったりする。

ではでは