夏目漱石を読みはじめたお
前から気になっていた夏目漱石をいよいよ読み始めました。
今、三四郎から読んでいます。
三年くらい前に「今年の目標はドストエフスキーと夏目漱石の読破です」とTwitterでイキって、結局一冊も読まなかったのですが、今年ようやく実現できそうです。
ドストエフスキーは「罪と罰」、漱石は前期と後期の三部作を読みたいですね。
ちなみに三四郎は思った以上に読むのに時間がかかりまして(想定の約二倍)、もしかしたら三日くらいかかるかもしれません。
ですが、決して読み辛いとかではないです。
文章の密度が濃いと言うのでしょうか、さらっと流して読めるような部分がないです。
そしてなにより面白い。
最初の方で与次郎が三四郎を連れまわして「どうだ」と聞くシーンがあるんですが、ここで「どうだ」を絶妙な間とタイミングで重ねてくるのが非常に滑稽で思わず笑ってしまいましたね。
漱石って最初の頃はこういう人を喰ったような確実に笑わせに来てるだろーってところ結構ないですか。
坊ちゃんの「教えてくれぞなもし」とか。
お笑いのコントとかで使うテクニックみたいなのを100年前の文学でやってる(つもりは本人にはないと思いますが)のが偉大だなーと思いました。
漱石の作品は「こころ」くらいしか読んだことないんですが(「坊ちゃん」は途中でやめた)あれなんかもっと暗い話じゃなかったですかね?
読んだの高校生の頃なのであんまりよく覚えてないですけど。
手触りとかフォントとか紙の質とか。
ま、そんな感じで純文学も交えつつ読書を進めていきたいと思っています。
ではでは