ねこの毛

読書、猫とのふれあい

ブログはじめました

あけましておめでとうございます

年の初めに乗じてブログを始めることにしました。

今のところは、おもに読んだ(読んでいる)本の感想を書こうと思っていますが、そのうち(というかおそらくすぐに)猫の写真も載せると思います。

さて、まず最初になぜ僕が今さら読書にはまったのかということを振り返ってみたいと思います。

去年の夏ごろに、長年患っている不眠症の打開策の一環として寝る前の読書を試してみることにしました。

そのとき読んだのが、森博嗣の「冷たい密室と博士たち」でした。

近所の図書館で借りてきたノベルズでした。

なぜ森博嗣なのか、と言われると今となってはあまり思い出せないのですが。

眠くなるのが目的の読書だったとはいえ、森博嗣作品なら眠くなると思ったわけではなく、たぶんミステリー小説を読んでみたいと思っていたんだと思います。

あ、思い出しました、森博嗣の小説を読む前に、同じ森博嗣の「小説家という職業」という新書を読んで、たいそう小説で儲かっているというのを知り、「そんなに儲かっている作品てのはいったいどんなに面白いんだろう」という好奇心から手に取ったんだと思います。

正直、「冷たい密室と博士たち」はミステリーとしては思ってたのとは違ってたのですが、そこそこ厚い本を最後まで読み切ると言うことが久々だったので、感慨深さもあいまって立て続けに森作品を読み始めたのでした。

ちなみに森博嗣作品については、年末に「幻惑の死と使途」を読み終えまして6作読破したことになります。

シリーズものですので、読み進めるにしたがって私の中で「おなじみの登場人物に会いたい」という気持ちが醸成されてきてまして、今現在はこのシリーズをすべて読もうと決心するに至っておりますので、まんまと森博嗣先生の手の内に乗せられたといった感じであります。

で、その後順調にミステリーを中心とした娯楽小説にはまって今に至るわけです。

さらにさらに、読む本が増えるにしたがって読むスピードもどんどん速くなってきまして自分でもびっくりしているのですが、これにはさらに思ってもいなかった効果もありました。

早く読むということには、当然一冊にかける時間が短くすむという利点ももちろんあるのですが、それに加えて本というのは一冊を早く読み終えた方が、もっと読もうというモチベーションを高く保つことができるということに気づいたのであります。

つまり、早く読み終えれば読み終えるほど、次の本をすぐに読み始められますし、その本ももちろん早く読み終えますからまた次、次とどんどん本を読み終えることができまして、結果的により多くの本を読むことができるわけです。

これは自分が早く本を読むようになって初めて気づいたことでした。

たぶん早く読むために相当集中しますから、自然とテンションが高くなっているのでしょう。

調子のいいときは、300ページくらいの文庫本だったら平日仕事終わりに読み始めてその日のうちに読み終えます。

で、読み終えたその日のうちに次の本を読み始めていることが多いです。

読書の好循環という感じでしょうか。

そして本を早くたくさん読んだという実感は充実感をもたらしてくれますし、なんかこう気分が前向きになる感じがします。

そういう意味では、ちょっと気分が落ち込んでいるようなときとかに、なにか読みやすい本から初めて、早くたくさん読んでいくと、なんかこう精神的に良い効果をもたらしてくれるのかもしれません。

まあ、そういう効果はもしかしたら僕だけかもしれないのでちょっと置いておいたとしても、沢山本を読みたいと思っている方には、この「早く読む」というのをお勧めします。

「俺はじっくり読む派なのだ」という方も、それはそれでいいと思うのですが、まあ無理にとは言いませんが、試しにやってみても損はしないと思いますがいかがでしょう。(実際やってみて損をしたと言われても補償はできませんが)

ということで次回は僕なりの早く読むコツをご紹介したいと思います。

ではでは

 

※敬称略