昔の小説にありがちな小難しいパートを読むコツ
今、カラマーゾフの兄弟を読んでいまして、全四巻の二巻目の終わりに差し掛かっております。
ここまでは順調だったんですよ。
だいたい二日で一冊読めるな、くらいの感覚でいました。
なので読み始めて四日目の今日で第二巻は読み終えるつもりだったのです。
が、ここにきてガクッとペースが落ちまして、ちょっと今日中は無理かな、微妙だなーという感じになってきました。
あの、みなさん「大審問官」て知ってますかね?
カラマーゾフの兄弟では結構有名なパートらしいんですが。
手短に説明しますとですね、カラマーゾフの次男坊が当時のキリスト教会界隈についてメチャクチャ喋りまくるというパートなんですが、これがなんか非常に抽象的でわかりにくいんですよ。
聖書とかキリスト教会の基礎知識がないとちょっとついていけないなという感じでして。
まあ、常識程度の知識でなんとか切り抜けたんですが、かなり読むのに一苦労しまして、時間をくってしまったという感じです。
途中でちょっとだけ寝ちゃいましたからね。
で、せっかくなので、昔の小説にありがちなこういうわかりにくい大所高所からの演説部分を読みこなすコツというのを自分なりに考えてみました。
ま、ようはわかってないわけですから、わからないなりに読んでいくしかないんですが。
肝心なのは「あ、俺わかってないな」と自覚しておくことと思います。
あと「どこがどうわからないのか」をきちんと把握するのも重要かと。
この比喩がわからない(聖書に該当部分があるんだろうけど聖書読んでないから知らない)とか、そもそもロジックが分からないとか。
分からない部分を明確にすると言うことは、逆に言うとわかる部分も明確にするわけですから、わからないものをごまかしながら読むよりも理解が進む読み方だと思います。
適当に都合のいい自己流の解釈をしながら読んじゃうのが一番良くないと思っていて、それだと余計分からなくなってくるし、結局退屈になるしでいいことないですね。
そしてわからない部分が理由も含めて明確になったら、そこはそういうもんだと思って深入りせず読み進める、下手に考え込まない、これ一番気を付けているところです。
なんか最後は説教臭くなってしまいまして恐縮です。
これから風呂に入って気分転換しまして、なんとか行けるとこまで読み切りたいと思います。
なにやらゾシマ長老について色々語られるようですぞ。
ではでは